(※ この記事は、うちの息子くんが小学3年生の春の頃の様子をもとに作成しています。)
今回は、うちの息子にとって、
- 気温に合わせて服装の調節をする事が難しいこと
- 家ではどんなサポートをしているか
- 最近、少し気温を意識できるようになってきた
これらのことについてお話します。
息子の特性
我が息子は、「気温の変化によって服装を調節する」ことが苦手です。
同じ服を何度も来たがります。
一度着た服は洗濯するので、毎日同じ服、にはなりませんが、
着る→洗濯する→着る、で、大体2か3パターン位の繰り返しになります。(もちょっと服あるのに(泣))
昨日と大幅に違う服装、例えば、
- 長袖⇔半袖
- 重ね着の枚数
- 厚手の服⇔薄手の服
等の変更を嫌がります。
(とは言っても息子の場合、手が付けられないほどの駄々をこねる等は無く、はっきり「嫌なんだ」と言います。小学生の今では、ある程度の妥協も出来ます。)
違うことをすることが、不安なのです。
同じことが安心なんです。こだわりの所以です。
そのこだわりが、本人が体調を崩したり、他人に迷惑をおかけしないのなら別にこだわっても良いのです。
子供は特に、一年中半袖短パン、みたいな子もたまにいますしね。
何かの記事で、子供は気温に合わせて体自体がある程度体温調節出来るようになっているという内容の記事を読んだことがあります。過剰に厚着する心配はない、と。
多少は風邪もひいて、免疫をつけていく方が、体にとっては健康的で良いのだと確かに思います。
私の心配は、体調を崩したら(本人&看病する自分が)大変!という理由の他に、
自分で調節しないくせに、暑さ寒さが本人の限界を超えて、「暑い!(寒い!)」喚き出し、周りの人に迷惑をかけるのではないか
というところが大きいのです。
前の日の準備
そんな理由から、過保護か支援の範囲なのか分からずも心配性の母である私は、
学校がある前日から当日にかけて、ほぼ毎回この1~3の行程を子供たちと行っております。※
※季節の変わり目でないときは、やらない行程もあります
- 前の日の夜
- ネットで明日の天気、気温を確認(母)
- 明日の朝着る服の準備をする(子供)
- 当日朝
- ネットorテレビで再度今日の天気を確認(天気は変わりやすいため)
- もし変えたほうが良さそうなら子が着替える前にアドバイス
- 変更するかの判断は、極力子供に任せてます。(つもり)
- 出かける直前
- 窓を開けるor玄関の外に出て、外気温を直接確認。(母または子供)
- 上着を着るかどうか、ランドセルに持っていくかの判断を子供がする(私の判断押し付けがちですが…)
過保護ですかね、やっぱり^^;
この一連の過程は、下の子の場合、何度かするうちに自分から、「明日は寒い?」「お母さん明日の天気は?」などと自分から聞いてきて、その上で自分の服の準備をするようになりました。自分で朝、外に出てみて上着を着るか判断したりもします。
新人(1年生)の1、2か月で出来るものなのですね・・・
上の息子君は、もう何年目かの中堅小学生になりましたが、何も言わないと基本、
昨日と同じような服
または
好きな服
の要素でのみ、選んでおります。その他の外的要素は気にしません^^;
その潔さがカッコよかったりする時もあるんですけどね・・・
でも母としては、やっぱりちょっとは気にするようになってほしい・・・
朝の様子
長々と、うちの服装選びの内情を説明させていただいた上で、本日のお話です(汗)。
朝歯磨きが終わり、さあ支度をして、玄関へ出る時間です。
私は玄関ドアを開けて、外の気温を確認しに行きました。
「意外と寒くないよ!着ていかなくてもよそう。心配なら(上着)ランドセルに入れていく?」
ちなみに、下の子は、もう先に家を出ました・・・
息子くん
「ええ~・・・・・」と、しかめ面。
昨日と違うってだけで、ちょっぴり不安になります。
「今日は上着、着ていきたいです。お願いします。」
なぜかかしこまって、眉間にしわを寄せて、大きな目で睨みながら言われました。
はっきり自分の意見を落ち着いて言えてます。
そのことに少々驚いた私。
これだけでも凄い成長なのです。なのですが^^;
「そ、そお?」
「それならいいけど・・・途中で熱くなっても、脱ぐの難しいよ」
登校中に上着を脱ぐ。大袈裟なようですが、我が息子にはちょっとしたハードルなのです。
~~登校中に上着を脱ぐのが難しい理由~~
上着を脱ぐ方法として、細かく分けると以下の方法に分けられます。
- 立ち止まり、ランドセルを一度地面かどこかに置き、上着を脱ぐ。
- 立ち止まり、ランドセルを誰かに預かってもらい、上着を脱ぐ。
- 立ち止まり、ランドセルを肩から降ろすが手に持ったまま、上着を脱ぐ。
- 歩きながら、ランドセルを一度誰かに預かってもらい、上着を脱ぐ。
- 歩きながら、ランドセルを肩から降ろし手に持ったまま、上着を脱ぐ。
箇条書きの数字が大きくなるにつれて、難易度が増します。周囲に頼める人がいるかにもよりますが。そしてその動作のあと、
◎上着を手に持つかランドセルに入れるか判断し実行して、再びランドセルを背負う
とういう作業もこなして、「登校中に上着を脱ぐ」というタスクが終了するのです。
息子の場合は登校班で行っているので、
- 途中で立ち止まる
- 荷物やランドセルを一度どこかに置く
などの事は信号待ちのタイミング以外はほぼ不可能。
人口の多い地域なので、朝は後ろからも別の登校班がどんどん歩いてきますし、その他会社に行く人や学生さんなど沢山の歩行者、自転車が行きかっている中々密な歩道です。途中で立ち止まるのはかなり周囲に迷惑をかけてしまいます。立ち止まれる信号はチャンスは一度きり。一分程度の時間です。その間に出来るかどうか・・・
尚且つ、息子にとっては3や4のように、
何かをしながら、別の何かをする(二つの動作の同時進行)が難しい
のです。(私にもその傾向はあります(汗))
ましてや、5なんて三つの動作の同時進行!ハイレベルすぎて、現時点では不可能・・・
低学年や体が小さい子もちょっと難しいと思いますが、息子くらいの学年と体格ならできる子も多いとと思います。
2や4の、誰かに一時的に持っててもらう、というのが出来たらありがたいのですが、これは、親しい人がいるかとか、その子の性格にもよって難しかったりしますよね。息子の場合、
誰かに協力してもらう、というその発想までにたどり着かない、
という問題です・・・
まとめますと、息子に出来る可能性が一番高く、本人がおそらく取るであろう選択肢は、
1.立ち止まり、ランドセルを地面に置き、上着を脱ぐ。
の一択。
これを少ないチャンスタイム(信号待ちのおよそ一分間)で出来るかどうか・・・
おまけに先日あった話。
私が旗当番で一緒に登校していて信号待ちの時、暑いというので「上着脱ぐ?」と聞くや否や、いきなりランドセルを歩道に直に置き、上着を脱ぎだして何も言わず私に渡しました。
せめて「持って帰って」の一言言おうよ!
後で指摘して、「あ、そうだね、持って帰ってください」と言わせましたけどね。
私がそばにいたからやったのだと思います。私がいなければ、渡す人もいない(思いつかない)ので、面倒な行為をわざわざする位なら、暑さを我慢するという方を選びます、多分。いや、渡さないで持つくらいはしたのか??一年生の頃は暑くて体操着着なかったりとかあったけど、2年生からは我慢することも覚えたし、まさか暑いからって登校中に「暑い!」と騒いだりしないよな、もし騒いで周りに迷惑かけたらどうしよう…
先日の話の結論:上着脱いだ後の、◎のタスク処理も危うい可能性…
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上記の理由による心配と、
もっと子供を信じようよ!色々口出しすると自分で考えて判断できなくなっちゃうよ!
という気持ちが、ものの一秒もしない間に私の頭の中をばばばっとめぐります。
私の息子に対するこの葛藤は、わりと常にあります。
息子の成長
すると、母の不安を汲み取ったのか?我が息子、急に「外出て確かめてくる!」
と言って、玄関外に出ました。
そして、戻ってくるなり、
「意外とあっっつ!!(上着)ランドセルに入れてけばいいや!」
自分で外気温を確認して、それに合わせた服装を、自分で判断する。
あっさり、やってのけました。
母は、これだけで感動です(T_T)
明日はまた、外気温なんて気にしないかもしれないけどね。
そのうち、迷惑をかけずに途中で上着を脱ぐことも、人より時間はかかるけど、そのうち出来るようになるかな!
少しずつですが、出来ることが増えていくんだと、思うことにしてます!
引き続き継続してできるように、これからも、おせっかいに私も気を付けながら、見守っていきます^^