今回は、
折りたたみ電子ピアノを購入してみたいけど、実際どうなんだろう?
と思っているピアノ初心者の人のために
TERENCE折りたたみ電子ピアノX88E
のレビューをしていきます。
- TERENCE電子ピアノX88Eを選んだ5つの理由
- X88Eを実際に使用してみた感想
- X88Eの口コミ・レビュー情報
- X88Eのメリット・デメリット
- X88Eと他社製品との比較
- X88Eをおすすめする人/しない人
- X88Eの購入情報
私がX88Eを選んだ理由や実際に使ってみたリアルな感想などを、他社製品との比較やデメリットもふくめて詳細にご紹介します!

ぜひ参考にしてみてくださいね。
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主婦の趣味にピアノがおすすめな理由と気軽に始める方法は「主婦にピアノを趣味としておすすめする理由と始め方!スキマ時間に彩りを」で紹介しています。
▼紹介する人生初Myピアノ/TERENCE 折りたたみ電子ピアノ X88E
▼X88Eの上位モデル/TERENCE V50
TERENCE X88Eの基本情報
ここでは以下2点の基本情報について説明します。
- TERENCE(テレンス)について
- 折りたたみ電子ピアノX88Eについて
TERENCE(テレンス)とは?
TERENCEは、中国の深圳(しんせん)市に所在する楽器メーカーのブランド名です。
電子ピアノを主とする現代楽器の研究開発・設計・生産・販売を事業内容としています。
中国を拠点としつつ、アジア、ヨーロッパなど国際的な展開も行っています。
▼TERENCEホームページ
https://www.terencemusic.cn
折りたたみ電子ピアノX88Eの基本情報
テレンスX88Eは、折りたたみ式の88鍵盤電子ピアノです。
重量わずか5kgの超軽量設計で、折りたたむと幅64.5×奥行き23.5×高さ20cmのコンパクトサイズになるのが最大の魅力。
初心者や練習用として十分な性能を持ち、携帯性に優れています。
音質、機能、使いやすさのバランスが良く、価格に対して高い満足度が得られると評判の製品です。
- 商品名:TERENCE X88E
- 価格:24,450円(Amazonタイムセール・スマイルセール時22,350円)
- 付属品:譜面台、シングルペダル、電源アダプタ、収納ケース、鍵盤シール、オーディオケーブル、取扱説明書
私がX88Eを選んだ5つの理由【気軽にピアノを始めたい人におすすめ】


私がX88Eを選んだ理由は、以下の5つです。
- 折りたためてコンパクト&軽量
- アコースティックピアノに近い良質な音&鍵盤タッチ
- 形状がシンプル&アコースティックピアノに近い
- スピーカーが高スペックで迫力のある音が出る
- メーカーのホームページが比較的しっかり作られている



Longeye(ロンアイ)のFOLD PRO IIという同価格帯での人気機種があります。
そちらと迷った末にX88Eを選んだ理由を詳しく説明していきますね。
理由①折りたためてコンパクト&軽量
私がまずTERENCE X88Eを選んだ第一の理由は、折りたためるピアノであること。
これは私のような「フルサイズの88鍵盤のピアノがほしいけど、置くスペースを確保するのが難しい」という人には大きな魅力となりえます。
X88Eは幅129×奥行き23.5×高さ9.5㎝。折りたたむと幅64.5㎝の小ささに。
据え置き型の電子ピアノの場合、幅約140㎝、奥行き30㎝以上はあるので、かなりコンパクトな設計です。
重さの明記はなかったのですが、前のモデルのX88Cが4.5kgだったので、おそらくその前後ぐらいの重さと推定。
ヤマハの電子ピアノが最軽量クラスでも11㎏超なので、その半分くらいの重さだと思うとかなり軽量です。
また開閉も簡単で、折りたたむときは後ろのボタンを押すだけ、広げるときはそのまま広げるだけでカチッと固定されて広げられます。
理由②アコースティックピアノに近い良質な音&鍵盤タッチ
X88Eは音色や鍵盤タッチ感がアコースティックピアノに近く、購入した人の満足感が高かったのも大きな決め手でした。
できる限り生ピアノに近い感覚で練習したかったからです。
安価な電子ピアノの場合軽い音色になりがちなのですが、フランス・ドリーム社の音源チップを採用したX88Eは音質が良く、軽すぎず重すぎない程度の適度な音色を実現しているとのこと。
またタッチレスポンス機能により、指の力加減で音の強弱も表現可能です。
鍵盤タッチも軽すぎずむしろ重めのタッチ感で、生ピアノに近い感覚で練習できると判断しました。
理由③形が良い
鍵盤を含め、外見の形も気に入りました。
気に入ったポイントは以下の3点です。
- アコースティックピアノとほぼ同じ鍵盤サイズ
- 黒鍵の形状
- シンプルでシックな全体デザイン
1:アコースティックピアノとほぼ同じ鍵盤サイズ
鍵盤の幅は、白鍵:22mm、黒鍵:10mmとほぼ同サイズ。
縦の長さ(奥行き)は約15mmほど短めの、白鍵:134mm、黒鍵:80mmです。
(生ピアノ標準サイズは、白鍵:幅23mm×長さ150mm、黒鍵:幅11mm×長さ95mm)
2:黒鍵の形状
黒鍵の形状は、クセのない普通の形状です。
黒鍵の形に注目した理由は、Longeye(ロンアイ)のFOLD PRO IIは黒鍵の奥(上部)の部分がカーブがかかっている形状のためか、「黒鍵が押しづらい」というレビューがいくつかあったためです。
できればクセのない形で「押しづらい」ということがない鍵盤が良いと判断しました。
3:シンプルでシックな全体デザイン
全体の作りはとてもシンプルで、すっきりとしたデザインが好印象でした。
鍵盤押さえの赤いフェルトがワンポイントとなり、シンプルなデザインに映えてシックです。
FOLD PRO IIはボリュームダイヤルの赤色がとりわけ目立つ印象で、私の好みには少し合いませんでした。
理由④スピーカーが高スペック
X88Eはスピーカーが25Wのデュアルスピーカーで高スペックなのも魅力です。
FOLD PROⅡは10W、ヤマハのポータブルピアノのエントリーモデル「P-145」は7W。
マンション住まいのためあまり大音量は出せないので、そこまで高スペックでなくともよいのですが、どうせなら迫力ある音が出るほうが良いですよね。
またスピーカーが背面にあるデメリットを補うためにも、少々高スペックのスピーカーの方が良いと判断しました。
理由⑤メーカーのホームページが比較的しっかり作られている
テレンスには比較的しっかりと作られたHPが存在します。
検索するとトップに表示されます。
多少日本語に難があるところもあるものの、企業や商品の良さを伝えようとする真摯な姿勢は感じられる作りでした。
他の中国メーカーはホームページが存在しないまたは探せなかったので、この点でも信頼がおけます。
▼TERENCEホームページ
https://www.terencemusic.cn
テレンスX88Eを実際に使用した感想
Amazonで注文してから2日で到着。初めてのピアノということで期待感が膨らみます。
テレンスX88Eを約一ヶ月間使用した感想を以下にまとめました。
サイズ感と開閉・持ち運びのしやすさは?
コンパクトなサイズ感&軽量さと開閉の簡単さで、女性でも楽に持ち運びが可能です。
折りたたんだ状態で届いたので早速広げてみると、コンパクトな状態から一気に迫力ある88鍵盤フルサイズのピアノが現れます。
88鍵盤ピアノは想像していた以上に大きい!と感じました。
4人用の食卓テーブルに置くとこんな感じ。


開閉もとても簡単でした。
広げるときはボタン操作はなく、ただそーっと広げるだけで「カチッ」と音がして固定されます。
折りたたみは裏側のボタンを押すだけで、固定されているフックのようなものが外れるので後はすっと折りたたむことが出来ます。
重さは5.5㎏でした(家のTANITA体重計で計測)。5kgの米袋とほぼ同じです。
付属カバーにしまって抱きかかえての移動は、「よいしょ」とひと踏ん張りはあるものの、女性でもそんなに苦になりません。
私は子どものPC用の机の後ろに収納していますが、全く圧迫感なく仕舞えています。
ほぼ毎日出し入れしているのに開閉が楽なので、あまり面倒とも思うこともないです。
自分の家の、こんなところにこっそりフルサイズのピアノがあるのだと思うと、「いい時代だな~」なんて思ったりします。
X88Eの音質は?
音質に関しては、素人の正直な感想としては「しっかり普通のピアノの音」という感覚です。
一般のキーボード音のような軽い感じには全く感じられません。
音源チップはフランスDream社のSAM5000シリーズ。複数のコンサートホールのグランドピアノからのサンプリング音源を使用しているとのことです。
スピーカーからの音なので、生ピアノならもう少しクリアな音なのかな?とは思いますが、特に違和感などは感じません。
鍵盤の強弱表現とタッチ感は?
鍵盤の強弱(タッチレスポンス機能)は、弾く強さによって少なくとも4段階の音量の違いが出ます。
スピーカーが大きいせいか、強く叩くと小さめのボリュームでも意外と大音量が出るのでビックリします。
タッチ感は、それまでおもちゃのキーボードで練習していたため、かなり重めと感じました。
いわゆるアコースティックピアノの「ハンマーアクション」とは違う感触で、バネを押しているような感触です。
はじめは「慣れるかな?」と心配でしたが、何日か触れているうちにすぐに慣れました。
- 重く重厚感がある
- しっかりと叩かないと音が出ない
上記の点はアコースティックピアノと同じなので、軽すぎる鍵盤よりはアコースティックピアノに近くて良いと思います。
X88Eの見た目(鍵盤、黒鍵、全体デザイン)は?
鍵盤はしっかり生ピアノとほぼ同じの存在感ある大きさ。おもちゃのキーボードに慣れてしまっていた私には、はじめはすごく大きく感じました。
大きく厚みがある反面、奥行はとても浅いです。
鍵盤は、木目に似せたザラッとした模様が白鍵盤・黒鍵ともに入っていて滑りにくくなっています。
黒鍵の形も曲のない真っすぐなラインで安心。
鍵盤押さえの赤がシックで、私のお気に入りです。
小さい頃のアコースティックピアノへのあこがれを思い出させてくれます。
スピーカーは?
X88Eは25Wのデュアルスピーカー。楕円形のスピーカーが背面左右についています。
25Wというだけあって、小さめのボリュームでもかなり大きい音が出ます。
マンション住まいにはちょっと高スペック過ぎたかもです。しかしW数が小さくて音が聞こえないよりは断然いいです。
普段はイヤホン有りでも無しでも、Volume3で練習しています。
イヤホンだと、音がよりクリアできれいに聞こえます。
X88Eのその他の機能や付属品は?
その他の機能と付属品について以下にまとめました。
本体付属機能
機能 | 説明 | コメント |
---|---|---|
36種類の音色 | オルゴールやギターなど様々な楽器音に変換可能。 | 普段グランドピアノ音しか使用しないがあると楽しい。 |
8種類のデモ曲 | 他機種より少なめ | 知らない曲ばかりなので不要。 (唯一わかるのは「Doraemon」) |
128種同時発音 | ― | 試せません。 |
メトロノーム&テンポ調整 | 30〜240拍子/分間の調整可 | ― |
リバーブ機能 | 残響音・反響音の効果をつける。1種類のみ。 | 音に深みや広がりが出て上手くなったような気分に。 |
トランスポーズ機能 | -12〜+12までの移調が可能。 | 音楽制作をする人向け |
MIDI対応 | PCとの接続が可能。 | 音楽制作をする人向け |
Bluetooth対応 | 他のデバイスからの音源を受信しピアノのスピーカーから出力する | ピアノ本体の音を送信する(ワイヤレスイヤホンで聞く)は不可。(送信機が別途必要) |
内蔵バッテリー | 容量2000mAh 連続使用可能時間:約5~8時間 | 一回の充電で、1日1時間位の練習なら一週間以上は持つ。 |
シングルペダル接続ポート | シングルペダル(踏んでいる間、音を伸ばす)を接続可能。 | シングルペダル付属 |
3ペダル対応 | 背面ポートにより接続。 (別途購入) | 本格的なペダル操作をしたい人向けだが初心者はほぼ使用しないかも。 |
Drum機能 | 打鍵音をドラム音に変化。 | 音楽制作をする人向け |
付属品
X88Eには以下6つの付属品がついています。
ピアノ保護と持ち運びに必須な収納ケースが付属しているのが、一番ありがたいです。
- 譜面台
- シングルペダル
- 収納ケース
- 鍵盤シール
- オーディオケーブル
- 取扱説明書(日本語)
メーカーの対応(保証期間・カスタマーサポート)は?
テレンスX88Eは購入して3ヶ月以内であれば、無料で交換または全額返金してもらえます。
不具合があった場合は、取扱説明書にあるLINEのQRコードから連絡することが可能です。
- 3ヶ月以内の自然故障・・・無料交換または全額返金
- 3ヶ月~6ヶ月以内の自然故障・・・支払い金の50%返金
- 6ヶ月~12ヶ月以内の自然故障・・・支払い金の20%返金
ただし、分解や改造など、購入者の不当な操作による故障は保証対象外となるので注意が必要です。
X88Eの口コミ・レビュー
TERENCE電子ピアノX88Eの口コミ・レビューについて調査しました。
残念ながら口コミに関しては調査段階では情報が無かったため、Amazonなどショッピングサイトのレビューからまとめた内容をご紹介します。
良いレビュー
良いレビューでは、以下のような意見が多くありました。
- 軽くて持ち運びが楽
- コンパクトに収納できる
- 音質が良い
- 鍵盤のタッチ感が良い(しっかりとした重みがある)
- コスパが良い
レビューの中でも、「価格対してのクオリティが高い」という意見が特に多かったです。
X88Eは「安価のポータブルピアノ=ピアノ音質&タッチ感はイマイチ」というイメージを払拭してくれる電子ピアノと言えるでしょう。
専用バッグもついていて持ち運びが非常に便利という点も高く評価されていました。
悪いレビュー
悪いレビューでは、以下のような意見がありました。
- 付属ペダルが滑って使いづらい
- 鍵盤はやや軽め(本物のピアノとは違う)
- 折りたたみ部分の耐久性が気になる
付属のサステインペダルは、本来のペダルのような銀色の部分があるものではなく簡易的なもの。
私のような初心者はまだあまり使用しないので付属しているだけでも嬉しいのですが、ペダルをよく使う段階になったら別売りでしっかりしたペダルを購入したほうが良さそうです。
またある程度ピアノに親しんできた人にとっては、ハンマーアクション鍵盤ではないX88Eは本格的な鍵盤の感覚とはやはり少し違うと感じるようです。
折りたたみの耐久性を心配する声もありました。
普通に使用している分には問題ないと感じますが、5kgという重さと製品の構造上、開閉は簡単だからこそ丁寧に行うほうが良いでしょう。
TERENCE電子ピアノX88Eを選ぶ3つのメリット
電子ピアノにTERENCE X88Eを選ぶメリットは以下の3つにまとめました。
- コンパクト&軽量で持ち運びや収納がラクに行える
- 音と鍵盤のタッチ感が良く、ピアノを弾いている気分に浸れる
- 大容量バッテリー充電式でどこにでも持ち運べて練習できる
メリット①コンパクト&軽量で持ち運びや収納がラクに行える
X88Eの最大の魅力は、88鍵盤のフルサイズピアノをたった幅64.5cmに折りたためるため、場所を取らずコンパクトに収納できることです。
重さも5.5kg程でしっかりした収納ケース(ショルダーベルト付き)も付属しているので、女性でも余裕で持ち運びができます。
小ネタですが、収納ケースのファスナーの滑りもとても良くて開け閉めしやすいです!
メリット②音と鍵盤のタッチ感が良く、ピアノを弾いている気分に浸れる
ピアノの音色がアコースティックピアノとの違和感が少なく良質で、「ピアノを弾いている」という満足感を味わえます。
イヤホンをするとよりきれいな音色に。
重めの鍵盤タッチで強弱表現もできるため、生ピアノに近い感覚で弾くことが可能です。
折りたたみピアノの「安価で音もタッチ感も軽い」というイメージを払拭してくれます。
メリット③大容量バッテリー充電式でどこにでも持ち運べて練習できる
大容量バッテリー充電式のため毎回コンセントに電源コードを指す必要がないので、さっとケースから出してすぐ練習を始められます。
コンセントがない場所でも気軽に練習が可能に。
大容量の内蔵バッテリーは1週間位は余裕にもちますよ。
TERENCE電子ピアノX88Eを選ぶ3つのデメリット
TERENCE X88Eは多くのメリットがある折りたたみ電子ピアノですが、以下3つのデメリットもあります。
- スピーカーや接続ポートが背面にある
- 小さめの音量の場合高音が聞き取りにくい(音質補正機能がない)
- Bluetooth送信機能はない(Bluetoothワイヤレスイヤホン出力不可)
デメリット①スピーカーや接続ポートが背面にある
X88Eはスピーカーが背面にあります。
そのためフロント部分にある機種よりも音の迫力にかけるかもしれません。
しかしその欠点を余裕でカバーできる大きなスピーカー(25W×2)なので、壁にベタ付けしない限りはあまり気にする必要はないと思います。
また各種接続ポートや電源ボタンも背面なので壁にベタ付けしないように注意が必要です。
ちなみに本体下は線を通せるくらいの空間があるので、イヤホンを使用する場合イヤホンジャックから本体下にくぐらせ、踏むことなく全面にコードを出せるのであまり不便を感じません。
デメリット②小さめの音量の場合高音が聞き取りにくい(音質補正機能がない)
小さい音量の場合、人間の耳は高音・低音の区別がつきにくくなるそうです。
実際X88Eでも、ボリューム3くらいの音量だと高音が聞き取りづらいな、と思うことがあります。
ヤマハなどの国内メーカーの電子ピアノではこの性質をカバーするため、高音と低音の音量をわずかに上げて音を聞き取りやすくする「音質補正機能」がついている機種があります。
残念ながらX88E(折りたたみピアノ全般?)にはこの機能はありません。
イヤホンをするか音量を上げれば、高音も低音もしっかり聞こえます。
デメリット③Bluetooth送信機能はない(Bluetoothワイヤレスイヤホン出力不可)
X88Eは、Bluetooth受信はできても送信機能はついていません。
そのためBluetoothワイヤレスイヤホンを接続したい場合は、送信機が別途必要です。
ただつくし@ピアノ調律師の書斎さんのnoteによると「Bluetoothワイヤレスイヤホンは遅延がありすぎて楽器演奏には不向き」とのこと。
Bluetooth送信機能がないのは、デメリットではなくもともと必要性がないためと捉えたほうが良さそうです。
Bluetooth以外ワイヤレスイヤホンを使用するか、普通にコードでのイヤホンを使用しましょう。
▼つくし@ピアノ調律師の書斎さんのnote
https://note.com/294piano/n/nb1b9afb8c033
TERENCE電子ピアノX88Eと他社電子ピアノの比較
折りたたみピアノ同価格帯の人気機種ロンアイFORLD PROⅡ、大手国内メーカー「Roland」「YAMAHA」「CASIO」の各入門用ポータブル電子ピアノとの機能の比較を、以下の表にまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
TERENCE X88E | Longeye FOLD PRO II | Roland GO-88PX | YAMAHA P-145 | CASIO CDP-S110 | |
---|---|---|---|---|---|
折りたたみ /折りたたみ時の幅 | /64.5㎝ | 可能/63.3㎝ | 可能不可 | 不可 | 不可 |
サイズ (cm) | 幅129×奥行23.5×高さ9.5 | 幅126.3×奥行25×高さ6.5 | 幅128×奥行27.6×高さ8.4 | 幅132.6×奥行26.8×高さ12.9 | 幅132.2×奥行23.2×高さ9.9 |
重量 | 5.5kg | 5kg | 5.8kg | 11.1kg | 10.5kg |
ハンマーアクション | 無 | 無 | 無 | 有 | 有 |
タッチレスポンス機能 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 |
音色数 | 36 | 129 | 40 | 10 | 10 |
最大同時発音数 | 128 | 不明 | 64 | 64 | 64 |
デモ曲数 | 8 | 60 | 10 | 20 | 2 |
アンプ出力/スピーカー位置 | 25W×2 /背面 | 10W×2 /上面 | 6W x 2 /上面 | 7W×2 /背面 | 8W×2 /背面 |
内蔵バッテリー | 容量2000mAh 連続使用可能時間:約5~8時間 | 有 連続使用可能時間:約3~5時間 | アルカリ/ ニッケル電池(単3形)× 8 | 無 | アルカリ(単3形)× 6 |
ペダル対応 | 1ペダル/3ペダル | 1ペダル/3ペダル | 1ペダルのみ | 1ペダル/3ペダル | 1ペダルのみ |
メトロノーム&テンポ調整 | 30〜240 | 有 | 5~300 | 32~280 | 20~255 |
リバーブ機能 | 1種類 | 不明 | 10段階 | 4種類 | 4種類 |
トランスポーズ機能 | -12〜+12 | 有 | -6 〜 +5 | -6~0~+6 | -12~0~+12 |
Bluetooth接続 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 不可 |
2人モード | 無 | 有 | 有 | 有 | 無 |
その他の機能 | MIDI端子、USB端子(TypeB)、Drum機能 | MIDI端子、USB端子(TypeB)、録音機能 | USB端子(TypeC)、録音、設定保存、オートオフ、デュアル | USB端子、設定保存、オートオフ、デュアル | USB端子(TypeB)、AUDIO IN端子、オートオフ |
付属品 | 譜面台、シングルペダル、電源アダプター、収納ケース、鍵盤シール、オーディオケーブル、取扱説明書 | 譜面台、シングルペダル、電源アダプター、収納ケース、鍵盤シール、オーディオケーブル、取扱説明書、ヘッドホン | 譜面台、電源アダプター、取扱説明書、保証書 | 譜面台、フットスイッチ、電源アダプター、取扱説明書、保証書 | 譜面台、シングルペダル、電源アダプター、取扱説明書、保証書 |
発売年 | 2024年 | 2023年 | 2025年 | 2023年 | 2021年 |
価格 | 24,800円前後 | 22,800円前後 | 39,600円 | 43,901円 | 50,600円 |
詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
ポータブル電子ピアノを購入する際は、自分がどんな機能を重視するかを意識することがポイント。
携帯性の良さを重点に置くなら、やはり折りたたみピアノが圧倒的に候補に上がります。
充電バッテリー内蔵や収納ケースも付属していると、さらに利便性が高くなりますね。
しかし軽さとコンパクトさに重点を置いているため、折りたたみピアノは本物のアコースティックピアノに近いタッチ感のハンマーアクションなど複雑・繊細な機能はついていない(つけられない)ものがほとんどです。
携帯性は二の次でよりアコースティックピアノに近い電子ピアノが良い人は、重量・価格は上がりますが国内メーカーのハンマーアクション機能などがついた機種が良いでしょう。
▼当レビューピアノ/文句なしの携帯性とバランスの良い品質/TERENCE X88E
▼X88Eと同価格帯の折りたたみピアノ/Longeye FOLD PRO II
▼2025年最新軽量モデル/Roland GO-88PX
▼本格タッチと音質の良さが魅力/YAMAHA P-145
▼単3電池6本駆動可能&スリムボディ/CASIO CDP-S110
X88Eをおすすめする人
TERENCE電子ピアノX88Eをおすすめする人/おすすめしない人をまとめてみました。
- <X88Eをおすすめする人>
-
- 気軽にピアノを趣味として始めたい初心者
- 折りたためる88鍵ピアノを探している人
- 持ち運び可能な軽いピアノを探している人
- ちょっとした確認用や遊び、セカンドピアノとして使いたい人
- 充電式のポータブルピアノを探している人
- 折りたたみピアノでもなるべく音質・タッチ感・デザインに妥協したくない人
- デジタル音楽制作に興味がある人
- <X88Eをおすすめしない人>
-
- 質よりもとにかく低価格の折りたたみピアノを探している人
- ピアノを据え置きできる環境がある人
- 4万円以上の予算がある人
- 生ピアノと同じタッチ感のハンマーアクション鍵盤が良い人
- 日本メーカーのピアノが良い人
- 実際に試奏して決めたい人
X88Eは、ピアノを気軽に始めてみたい初心者にぴったりな電子ピアノです。
88鍵盤&生ピアノとほぼ同じ鍵盤サイズでありながら、2つに折りたためてコンパクトに収納できます。
重さもわずか5.5kgで収納バッグ付きなので、持ち運びもラクラク。
大容量充電バッテリー式のため、使用のたびにコンセントに繋ぐ必要もなく、どこへでも持っていって弾くことが可能です。
音質やタッチ感も、生ピアノと同じとまではいかないもののかなり近い質感になっていて、ピアノ本来の機能面でも購入者の満足度が高い商品です。
折りたたみピアノの中では良質なピアノである反面、価格が高めなので、とにかく低価格の電子ピアノを探している人には購入の選択肢に入らないかもしれません。
またアコースティックピアノにより近い繊細な音質・タッチ感やハンマーアクションを重視する人は、折りたたみピアノ以外から探す方が賢明です。
折りたたみや軽さにこだわりがなく予算が4万円以上ある人なら、国内メーカーのエントリーモデルをおすすめします。
多くのモデルがハンマーアクションや独自のサンプリング音源等こだわりがありますし、ピアノの音や質感を実際の売り場で体感できるならそれに越したことはないですよね。
折りたたみピアノを含むポータブルピアノには注意点があります。
ピアノを置く場所によっては自分の身体や手にとって良くない姿勢になってしまうことです。
良くない姿勢で弾くことを続けていると、上手く弾きづらかったり手首を痛めてしまったりします(私です)。
体にあった高さでピアノを弾くためには、ピアノ用スタンドや高さを変えられるイスを使用したり、据え置きピアノにしたほうが良いでしょう。
X88Eの購入方法
TERENCE電子ピアノX88Eは、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのECモールで購入できます。
Amazonのタイムセールやスマイルセール時を利用すると更にお得に購入できます。
私もAmazonのスマイルセールで、22,350円で購入しました。
まとめ:X88Eはピアノ初心者が気軽に始められる最適解!
今回は、私がTERENCE電子ピアノX88Eを選んだ理由や実際に使用してみて感じたメリット&デメリット、X88Eをおすすめする人/しない人などについてお伝えしました。
- 折りたためてコンパクト&軽量
- アコースティックピアノに近い良質な音&鍵盤タッチ
- 形状がシンプル&アコースティックピアノに近い
- スピーカーが高スペックで迫力のある音が出る
- メーカーのホームページが比較的しっかり作られている
- コンパクト&軽量で持ち運びや収納がラクに行える
- 音と鍵盤のタッチ感が良く、ピアノを弾いている気分に浸れる
- 大容量バッテリー充電式でどこにでも持ち運べて練習できる
- スピーカーや接続ポートが背面にある
- 小さめの音量の場合高音が聞き取りにくい(音質補正機能がない)
- Bluetooth送信機能はない(Bluetoothワイヤレスイヤホン出力不可)
- <X88Eをおすすめする人>
-
- 気軽にピアノを趣味として始めたい初心者
- 折りたためる88鍵ピアノを探している人
- 持ち運び可能な軽いピアノを探している人
- ちょっとした確認用や遊び、セカンドピアノとして使いたい人
- 充電式のポータブルピアノを探している人
- 折りたたみピアノでもなるべく音質・タッチ感・デザインに妥協したくない人
- デジタル音楽制作に興味がある人
- <X88Eをおすすめしない人>
-
- 質よりもとにかく低価格の折りたたみピアノを探している人
- ピアノを据え置きできる環境がある人
- 4万円以上の予算がある人
- 生ピアノと同じタッチ感のハンマーアクション鍵盤が良い人
- 日本メーカーのピアノが良い人
- 実際に試奏して決めたい人
X88Eは、ピアノを据え置きできる環境がない人、気軽に趣味としてピアノを始めてみたい人には多くのメリットを感じられる電子ピアノです。
折りたたみピアノでもできる限りアコースティックピアノに近い品質のものがほしい!という人には、きっと満足できる電子ピアノになるはずです!
数あるポータブルピアノ&折りたたみピアノでどれを買おうか迷っている方は、ぜひこの記事を参考にして後悔のない選択ができたら嬉しいです!
▼当レビューピアノ/文句なしの携帯性とバランスの良い品質/TERENCE X88E