我が家は息子くんも娘ちゃんも、おしゃべりが大好きです。
母るなるなは、「うんうん」「へー」「そうなんだー」を日々繰り返す毎日です。
数えたことないですが、一日何回言っているのでしょう^^;
この記事では、
- 子供のおしゃべりが止まらなくて、イライラしてしまう
- こちらの状況に関係なく、子供が話かけてきて止まらないので困る
という家庭内での悩みに対して、
一方的な子供のおしゃべりへの対処方法
をまとめてみました。
この記事を読んで、
子供のおしゃべり欲も程よく満たしてあげつつ(=子供を理解する)、
親御さんもイライラしないで済む(=おしゃべりしすぎな事への対応策が分かる)
という事に、少しでもお役に立てましたら嬉しいです。
家庭内で、としたのには理由があります。
子供のおしゃべりに対する親御さんとしての悩みには、当然対社会に対しての悩みもあります。
子供のおしゃべりに対する社会(学校など)での悩み
- 家族以外の(お友達など)に対して、一方的な会話をするため、自己中心的だと思われ避けられてしまう。
- 病院などの静かにしなければいけない場で、大きな声でしゃべり続けて迷惑をかけてしまう
こちらに対しての解決策としても、まずは、家族の中で上手く対処できることが必要です。
なぜなら、
- 家族が子供の事を理解してあげられる → 子供が外で失敗しても、また頑張れる
- 家庭内でのコミュニケーションを学ぶ → 社会に対しての練習にもなり、外でも上達していく
と思うからです。
私も完璧に出来るわけではないですが、「こうすればよいんだ」というのがわかると、やはり気の持ち様が違う気がします。
後は、日々の積み重ね。
出来ることから、一緒に少しずつやっていきましょうね。
おしゃべりが止まらない、私の子供たちの場合
うちの子たちのおしゃべりはどんな感じか、少しお話します。
興味がない方は読み飛ばしてください!
息子:
- 自分の興味のある物事(主にゲーム)の詳細の話を、挨拶もそこそこにいきなり話し始める。
- 話し続ける。
- そして唐突に終わり、去ってゆく。
息子のおしゃべりの例:
- ママ、スーパーマリオオデッセイのスチームガーデンでは、ロボットしかすんでいないんだよ」
- 「オデッセイでは、奪われし国(声量1.5倍)と、失われた国(声量1.5倍)っていうのがあるんだよ。似てるけど、違うんだよ」
- 「ママ見て!ここはね~」(その場面のゲームの説明が入ります)がゲームをしている間繰り返される
(逆にクリアすることに集中している場合は一切話さない)
※すべて、夢中になっているテレビゲームの話です
娘:
- 主に身の回りに起こった出来事について、その時自分がどう感じたかなどを、ぽつりぽつりと話し続ける。
- 放っておくと終わりが見えない事も。
- 他人の会話に、何でも入っていこうとする。
- 今やるべきことそっちのけで、話す。
娘のおしゃべりの例:
- 「今日ね、あのね、〇〇ちゃんとね、お絵描きしたの」
- 「私ね、給食の時マスク、変えなくてもいいと思うんだよね。」
- 「あー明日は、〇〇ほんと楽しみ!」
- 「おにいちゃん、手を洗いに行かないと、ご飯冷めちゃうよ」(自分もまだ洗っていない)
娘ちゃんのおしゃべりに関しては、こちらで別記事にしています。
私もなるべく、聞いてあげようという気持ちはあるのですが。
概して、お母さんというものは、バタバタしているものであります。(私だけ?)
ご飯の用意もしなくちゃならない。お風呂の用意もしなくちゃならない。洗濯も掃除もしなくちゃならない。朝なら登校に間に合うようにと分刻みの複数タスク処理です。
というわけで、全てに対応していたら日常生活が破綻しかねません。
何より、私の精神状態が良好に保てません(泣)
「んもー!ちょっと今ご飯作ってるの!」
そうしてイライラ、キレてしまっては、後悔の日々・・・
お母さんのイライラを無くすためにする3つのこと
以下の手順で、対処していきましょう。
- なぜ子供のおしゃべりが止まらないのかの理由・原因を知る。
- おしゃべりが止まらない子供への対処法を知る。
- 対処法を実行する。
冷静に対応なんか出来ない!今にも怒ってしまいそう!
そんな時は、お母さんが、まず緊急避難!
その場を去りましょう。
トイレでも、別部屋でもちょっと玄関外でも(怪しまれる?)良いのです。
怒鳴るよりましです。
お水を飲んだり、何でも良いので、自分がクールダウンできる方法をいくつか知っておくと良いと思います。
子供のおしゃべりが止まらない理由を理解する
おしゃべりが止まらない理由として、以下の事が考えられます。
- 自分の好きなことや興味のあることに対して、猛烈な熱意がある。
→忘れないうちにすべて伝えたい - 相手の立場に立って物事を考えることが苦手
- 話続けているうちに興奮してきて、もっと話したくなってしまう。
- 声に出して話すことで、心の中にある不安を解消させようとしている。
- 話すことで、相手と繋がっていたい
息子くんのように、発達障害があるお子さんは、
1.自分の好きなことや興味のあることに対して、猛烈な熱意がある。
2.相手の立場に立って物事を考えることが苦手
3.話続けているうちに興奮してきて、もっと話したくなってしまう。
の傾向が強いと思います。
娘ちゃんの場合は、他も多少ありますが、
4.声に出して話すことで、心の中にある不安を解消させようとしている。
5.話すことで、相手と繋がっていたい
の二つの理由の方が強そうです。
おしゃべりが止まらない子への対処方法5つ
対処方法を、以下5つにまとめました。
一つずつ説明していきます。
- 今は話を聞けない理由と、後で話を聞くということを、セットで伝える
- 「後で話を聞く」という約束を必ず守る。応じてくれたことへの感謝を伝える
- 1日1回5分間、じっくり話を聞く時間を作る
- 寝る前1~2時間前にはテレビ・スマホを見せない。
- 肉、魚、卵などの動物性たんぱく質をしっかり食べさせてあげる
今は話を聞けない理由と、後で話を聞くということをセットで伝える
例:「今はご飯の支度をしているから、ご飯が終わったらお話を聞くね」
これを、効果的に伝えるポイントが4点あります。
- 目を見て、子供との目線を合わせる。
→ 話の内容が、相手に伝わりやすくなる。真剣さが伝わる。 - おしゃべりが始まる前に
→ おしゃべりしすぎている状態で止めるよりも簡単に止められる - 「いつなら話が聞けるのか」の見通しが立つように
→ いつ聞いてもらえるかが分かれば、安心して応じることが出来る - 手のひらを見せて、「待って」のポーズを加える
→ 伝えてもなお、お話してきたときに効果的。
もしお話してきた場合は、しばらく様子を見て
ある程度の所で、また同じ様に伝えましょう。
根気よく、冷静に、今はだめな時間と教え続けましょう。
「後で話を聞く」という約束を必ず守る、応じてくれたことへの感謝を伝える
1.で応じてくれたら、後でお話しする時間を必ず設けます。
たとえ子供が、既にお話しする気が無くなってしまっている場合でも、です。
そしてその時に、
「待ってくれてありがとう。おかげでご飯の支度が早く終わったよ」
など、応じてくれたことへの感謝の気持ちを、忘れずに伝えましょう。
そうすることで、「待っていれば話を聞いてもらえる」ことの成功体験につながります。
1日1回5分間、しっかり話を聞く時間を作る
寝る前やお風呂の時間など、1日1回、決まったタイミングでお子さんのお話をしっかり聞いてあげる時間をつくりましょう。
どんな人でも長時間人の話を集中して聞く、という事は難しいです。
そのうちどうしても、うんざりしたり、適当な感じが相手に伝わってしまいます。
すると子供は、「ちゃんと聞いてもらえない」
というストレスを抱えてしまいます。
ますます焦って、もっともっと喋ろうとしてしまう子もいます。
時間を決めて、「しっかり話を聞いてもらえる時間」を毎日の決まり事(ルーティン)にしてしまうことで、
たった5分でも、確かな満足感がお子さんの中に蓄積されていきます。
寝る1~2時間前にはテレビ・スマホを見せない
夕食後、寝る1~2時間位前は、テレビ、ゲーム機、スマホなどの電子画面を見せないようにしましょう。
電子画面は、子供大人関係なく、脳を興奮させてしまいます。
寝る前に電子端末の画面を見ていると、深い睡眠が取れなく、疲れが取れにくくなります。
するとちょっとしたストレスでも、おしゃべりが出やすくなります。
夕食後は、なるべく早めに電子画面から離れ、静かに過ごすように心がけてみましょう。
肉、魚、卵などの動物性たんぱく質をしっかりとる(大人も)
肉、魚、卵などの動物性たんぱく質を、毎日の食事にしっかり食べさせてあげましょう。
良質なたんぱく質をたくさんとることで、成長ホルモンが分泌されやすくなります。
この成長ホルモンが足りないと、脳の神経回路が本来の動きをしなくなってしまいます。
体に必要な栄養素が満たされることで、衝動性やイライラが落ち着き、精神安定につながります。
これは子供だけでなく、大人にも当てはまります。
ついイライラしてしまう、なんとなく気分がすぐれないなどと感じるときは、脳の栄養不足が原因の可能性もあります。
ぜひ毎日の食事に、お母さんもお子さんも、たんぱく質多めのおかずを取り入れることを意識してみましょう。
ちなみに、植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質の方が良質、といわれる理由は、
動物性たんぱく質の方が、体を作るのに必要な9種の必須アミノ酸を、バランスよく含んでいるものが多い
からです。
因みに、私は最近何でも生卵をトッピングして食べています^^;
子供達にはとにかく、肉、魚、卵を、今日はどうやって食べさそうかと考える毎日です。
動物性たんぱく質が主成分のプロテインも脳の発達・栄養に良いそうです。
まとめ:子供もお母さんも笑顔でいるために、出来ることから始めてみよう
以上、5つをご紹介しました。
まず、
1.今は話を聞けない理由と、後で話を聞くということを、セットで伝える
2.「後で話を聞く」という約束を、必ず守る。応じてくれたことへの感謝を伝える。
から初めてみましょう。
そして気持ちの余裕があるときに、
3.1日1回5分間、じっくり話を聞く時間を作る
4.寝る前1~2時間前にはテレビ・スマホを見せない。
5.肉、魚、卵などの動物性たんぱく質をしっかり食べさせてあげる
も少しずつ、取り入れていけたらと思います。
私もすべて完璧にできるわけではないです。
が、少しずつの積み重ねで、
まずは子供と家族との良いコミュニケーションが築けて、
次第に友達など外の世界でも、お互いが楽しく会話できる時間が増える
ことにつながりましたら、嬉しいです。
長文になりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。